mercredi 4 août 2010

南仏Ardèche(アルデシュ)4










彼の親友カップルと4人でカヌーに挑戦。
フランスに来てなんと二度目。
実はこの日、朝までお酒を飲んでいたにも関わらず
4人ともこんなに元気。
カヌーは東京に住んでいたころは、挑戦しようとも思わなかったスポーツ。
アウトドア派の人以外はなかなかしないですよね。
初めはあまり気が進まなかったのですが、
川の上から眺めるアルデシュ峡谷がとても美しくて感動しました。
想像もしなかった景色を目の前にして、新たな目線で周りを眺めると
思いもつかなかった発想が生まれるものです。
まずは、イヤと言わずにやってみる事も時には大事だなと思いました。
でもここはフランス、イヤな時はNОN!とハッキリ言う事も大切です。

南仏Ardèche(アルデシュ)3










アルデシュのスーパーマーケットにて
子供向けのお買い物カート日本では見かけませんね。
もちろん大人でこれを使っている人はいません。
個人主義のフランスならではと言う事でしょうか
と言うのも、フランス人は自分の意見をしっかり持つことがとても重要で、
それが文法にも現れているに思います。
日本語は主語がなくても何を言っているか十分分りますが
フランス語はそうはいきません。

少し話はそれましたが日本と比べて売り場のスペースが広々としていますよね。
日本と大きく異なる点は、野菜を購入する際に自分で量を測る事。
レジでは価格の入ったバーコードのシールを読取るだけ。
これを忘れると「あら、あなた測ってないわね、やり直し」と言う事になるわけです。
この辺りのサービスは日本のほうが親切かなとも思います。
もちろん、悪い事ばかりではないんですよ、
例えば、デザート類はスーパーなのにとっても美味しいし、
乳製品は見ているだけでも楽しめる程の品揃え。
やっぱり海外のスーパーって楽しい!といつもはしゃいでしまいます。

南仏Ardèche(アルデシュ)2









家でパーティーをする事が基本のフランス人。
安く済むし、なにより話が盛り上がる。
今日は誰の家でソワレをする?なんて事は日常茶飯事
まだまだフランス語に慣れない私からすれば、毎回がチャレンジ。
そして日本では珍しい光景じゃないですか、誰かの家でパーティをするって。
そもそもそんな事ができるスペースがあるから仲間を呼べるわけです。
更に田舎となれば、家が広い!
テラスや庭は当然のこと、プールつきなんてお家も普通です。
そして、彼の家もその全てが揃った環境。あーうらやましい…

でも東京では無理…

ちなみに、フランス人の食事はとっても長い!
食べる前から、食べ終わってからも更に続く長い、眠い、でもまだ続く…
これもフランスに来た私にとっては良い勉強です。
違いを観察する事ってとっても大事ですよね。

南仏Ardèche(アルデシュ)1









彼のバカンスに合わせて故郷のアルデシュ県へ。
ここはローヌアルプルに位置する隠れた美景が多く存在する
田舎街です。 (リヨンから電車で1時間程)
皆さんローヌ川ってご存知ですか?
フランス4大河川の一つで、主としてフランス南部を流れて地中海に注ぐ唯一の川でも
あるのです。

ところで、アルデシュの名産と言えばなんでしょう。
想像もつかないと思いますが、実は栗なんです。
マロングラッセやクレームマロンなんかはとっても有名なんですよ。
それとワインも非常に美味しいです!

街の雰囲気を一言で言うと、これぞカンパーニュ(田舎)
子供の頃、母親の田舎で夏休みを過ごし事を 思い出します。
もちろん、日本人の観光客は見かけません。
そして、ここでやる事と言えば…それはただ一つ
自然と向き合う事!
家のテラスから山が見え、晴天の日は遠くにアルプスが見えます。
山を越えるとそこはイタリア。
天気の良い日は川でカヌー、雨の日は友達とカードゲーム。
この様に自分と向き合う時間が非常に多いのです。
もちろん時間の感覚は東京人とは全く違いますし、
価値観も人それぞれ。
こうして、一週間弱ここでわずかな時を過ごしたのですが
フランスにはこの様に隠れた秘宝とも言える美しい街が
たくさんあります。

是非、ご自分と向き合う時間がほしくなったら
次回のバカンスに足を運んでみてはどうでしょうか。
息抜きには最高ですよ!